2010年1月16日土曜日

[2月号]マネジャー研修とリーダ-教育は異なる

タイトル
マネジャー研修とリーダ-教育は異なる
Good-Bye, Corporate University

著者

ジョン P.コッター
John P. Kotter

掲載
Februray, pp.20-23, 2010. (in Japanese Edition)

序文
リーダーシップ論のグールー、ジョン P. コッターはアメリカの企業内大学は、マネジメント教育をリーダーシップ教育と混同している、と指摘する。

要約
現在の「企業内大学」は、リーダーを育てているのではなく、マネジャーを育てているだけだという指摘。
現在の企業内大学は、人事部が企画運営するプログラムの一つでしかなく、トップ・マネジメントたちが考える企業像やビジネスの実態とのリンケージが弱い。

リーダーシップ
 人と企業文化に訴えかけることで機能する、柔軟でダイナミックなもの
マネジメント
 階層とシステムを通じて機能する、論理的でスタティックなもの

コッターが言う「本来のリーダーシップ」は、「ビジョンと戦略を描き、これらを実現させるために人々を結集し、彼等彼女等をエンパワーメントするなど、様々な障害を乗り越えて変革を実現させる原動力であり、トップ・マネジメントのみならず、あらゆる階層のマネジャーに求められる能力」である。

企業内大学を創設することは手段であり、大切なのは、「企業が成功するためには何が必要なのか」を明確にし、どのような人材スペックが必要なのかを考え、それを開発する上で、企業内大学が有効かどうか、その目的や使命は何かを考えることである。

感想
まさに価値観教育の重要性を説いている。「会社としてどういう方向に進むのか」というものを社員全員が共有していることが望ましいが、そのような状態への第一歩として、少なくともリーダーはこれを十分に共有しておくべきであり、リーダー候補生は「方向性」というものを十分に学ぶ必要がある。これは私見だが、マネジメント手法の研修も必要なのは確かだが、価値観の共有なくして、マネジメントというものが成り立つとは思えない。まずは価値観教育が必要だろう。

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