企業変革の落とし穴
Leading Change: Why Transformation Efforts Fail
著者
ジョン P.コッター
John P. Kotter
掲載
Februray, pp.16-19, 2010. (in Japanese Edition)
序文
変革の必要性が声高に叫ばれても、うまくいくケースはきわめて稀だ。組織の構成メンバーが変革を望んでいながらなぜか失敗してしまう。変革を成功に導く8つの心得を学ぶ。
要約
変革には以下の8つのステップがあり、また、それぞれに以下のような落とし穴がある。
- 緊急課題であるという認識の徹底
* 落とし穴:「変革は緊急課題である」ということが会社に徹底されていない。
← 徹底した市場分析と現状の問題の議論が必要。 - 強力な推進チームの結成
* 落とし穴:変革推進チームのリーダシップが不十分である。
← 変革プログラムを率いる力のあるグループを結成する。そのグループを一つのチームとして活動するように促す。 - ビジョンの策定
* 落とし穴:ビジョンが見えない
← 変革プログラムの方向性を示すビジョンを策定し、そのビジョンを実現するための戦略を立てる - ビジョンの伝達
* 落とし穴:社内コミュニケーションの絶対的な不足
← あらゆる手段を利用してビジョンや戦略を伝達する。また、推進チームが手本となって「新しい行動様式」を社内に伝える。 - 社員のビジョン実現へのサポート
* 落とし穴:ビジョンの障害を放置してしまう。
← ビジョンの根本を揺るがすような制度や組織を変更する。また、リスクを恐れず、伝統に捉われない考え方や行動を奨励する。 - 短期適正化をあげるための計画策定・実行
* 落とし穴:計画的な短期適正化が欠如している
← 目に見える業績改善計画を策定し、改善案を実施、改善を実現する。また、改善に貢献した社員を表彰し、報奨を支給する。 - 改善成果の定着と更なる変革の実現
* 落とし穴:勝利宣言が早すぎる
← 勝ち得た信頼を利用して、ビジョンに沿わない制度、組織、政策を改める。また、ビジョンを実現できる社員を採用・昇進・育成する。さらに、新しいプロジェクト、テーマやメンバにより改革プロセスを再活性かする。それらによってビジョンの維持と、ビジョンに向かった持続的な改善・変革を図る。 - 新しいアプローチを根付かせる
* 落とし穴:変革推進チームのリーダーシップが不十分である
← 新しい行動様式と企業全体の成功の因果関係を明確にする。新しいリーダーシップの育成と後退の方法を確立する。
感想
変革を推進していくためには、「議論」「ビジョンの周知」「遂行」「定着」が必要だということ。他に特に感じたものはなし。
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