2010年1月15日金曜日

[2月号]企業変革の落とし穴

タイトル
企業変革の落とし穴
Leading Change: Why Transformation Efforts Fail

著者
ジョン P.コッター
John P. Kotter 

掲載
Februray, pp.16-19, 2010. (in Japanese Edition)

序文
変革の必要性が声高に叫ばれても、うまくいくケースはきわめて稀だ。組織の構成メンバーが変革を望んでいながらなぜか失敗してしまう。変革を成功に導く8つの心得を学ぶ。

要約
変革には以下の8つのステップがあり、また、それぞれに以下のような落とし穴がある。
  1. 緊急課題であるという認識の徹底 
    * 落とし穴:「変革は緊急課題である」ということが会社に徹底されていない。
    ← 徹底した市場分析と現状の問題の議論が必要。
  2. 強力な推進チームの結成
    * 落とし穴:変革推進チームのリーダシップが不十分である。
    ← 変革プログラムを率いる力のあるグループを結成する。そのグループを一つのチームとして活動するように促す。
  3. ビジョンの策定
    * 落とし穴:ビジョンが見えない
    ← 変革プログラムの方向性を示すビジョンを策定し、そのビジョンを実現するための戦略を立てる
  4. ビジョンの伝達
    * 落とし穴:社内コミュニケーションの絶対的な不足
    ← あらゆる手段を利用してビジョンや戦略を伝達する。また、推進チームが手本となって「新しい行動様式」を社内に伝える。
  5. 社員のビジョン実現へのサポート
    * 落とし穴:ビジョンの障害を放置してしまう。
    ← ビジョンの根本を揺るがすような制度や組織を変更する。また、リスクを恐れず、伝統に捉われない考え方や行動を奨励する。
  6. 短期適正化をあげるための計画策定・実行
    * 落とし穴:計画的な短期適正化が欠如している
    ← 目に見える業績改善計画を策定し、改善案を実施、改善を実現する。また、改善に貢献した社員を表彰し、報奨を支給する。
  7. 改善成果の定着と更なる変革の実現
    * 落とし穴:勝利宣言が早すぎる
    ← 勝ち得た信頼を利用して、ビジョンに沿わない制度、組織、政策を改める。また、ビジョンを実現できる社員を採用・昇進・育成する。さらに、新しいプロジェクト、テーマやメンバにより改革プロセスを再活性かする。それらによってビジョンの維持と、ビジョンに向かった持続的な改善・変革を図る。
  8. 新しいアプローチを根付かせる
    * 落とし穴:変革推進チームのリーダーシップが不十分である
    ← 新しい行動様式と企業全体の成功の因果関係を明確にする。新しいリーダーシップの育成と後退の方法を確立する。


感想
変革を推進していくためには、「議論」「ビジョンの周知」「遂行」「定着」が必要だということ。他に特に感じたものはなし。

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